





宮城県の鳴子峡は大谷川が刻んだV字峡で全長は約六キロ。「弁慶岩」「夫婦岩」などと名付けられた巨岩、奇岩が多く、峡谷美を満喫できます。切り立った崖が紅葉した様子は錦のよろいをまとったようで、迫力ある眺めです。紅葉シーズンは、鳴子駅を出発して鳴子峡経由で中山平温泉駅まで行く臨時バスが運行されます。
宮城が誇る秋の味と言えばサンマ。水揚げ量は全国第二位です。鮮度の高いサンマは、刺身がおすすめ。ショウガやワサビしょう油、酢味噌でいただく脂ののった味わいは絶品です。

岩手県と秋田県にまたがる八幡平は、豊かな原生林が広がる山岳地帯。ブナやカエデなどの広葉樹も多く、紅葉観賞に最適なビューポイントも多彩です。ドライブで楽しむなら、樹海ラインとアスピーテライン。山頂付近からは一大パノラマも楽しめます。ゆっくり散策するなら、松川渓谷や御在所園地など。遊歩道も整備され、多くの観光客でにぎわいます。
紅葉と前後して、サケ漁の最盛期に入ります。岩手県での漁獲は北海道に次いで全国第二位を誇っています。三陸沿岸の港町ではサケ祭など、サケに関するイベントが開催されます。
※八幡平の紅葉
深い樹海や沼地など人の手が入らない天然の自然が宝庫







最上峡は山形県の最上川中流にある峡谷で、出羽山地を東西に分断しています。遊歩道を歩くと樹齢五百年以上の天然杉の巨木を間近に見ることができます。最上峡随一の紅葉を見るなら、はずせないのが船下り。古口~草薙間約一時間の船旅は左右の景観をほしいままに。船頭さんの舟歌や語りを聞きながら、ゆったり下ります。
最上川源流に位置する鮭川村は「キノコ王国」の異名を持ち、生産量全国一を誇る山形県産のキノコの約半分を栽培しています。十月から十一月は、地元でマイタケをはじめ、地場産のキノコを使った料理を楽しめます。


※白糸の滝
日本三大急流・最上川にかかる滝


いわき市街から約十キロ山間に入った広大な夏井川渓谷は岩場の間を清流がはじけるように流れ、急流と滝が連続したリズミカルな景観が繰り広げられます。近年ライトアップを実施。紅葉した山々を夜空に浮かび上がらせる幻想的な眺めは好評です。夏井川沿いを走るJR磐越東線の川前駅-小川郷駅間は特に紅葉が美しく、JRでは粋な計らいを見せ、徐行運転をしています。
フルーツ王国福島の秋は、伊達市のあんぽ柿や会津のみしらず柿がおなじみ。あんぽ柿は糖度の高い干し柿として販売されています。




深さ日本一を誇る、透明度の高い田沢湖の周囲には、ブナやカエデの原生林が広がり、秋の深まりとともに鮮やかに色づきます。特に湖の南に広がる抱返り渓谷は絶景。数々の滝が変化に富んだ景観を描き、岩肌を彩る紅葉がエメラルドグリーンの清流に映えます。湖畔から望む秋田県最高峰の駒ヶ岳の秋色の風景もまた格別です。
田沢湖に程近い仙北市西木町は栗の産地として有名です。特産品の西明寺栗は日本一大きいとの評判もあるほどで、目を見張るほど特大です。直売施設「むらっこ物産館」では栗のソフトクリームが味わえます。

※田沢湖の紅葉
紺碧の湖面と紅葉が生み出す絶妙なコントラスト



奥入瀬渓流は、青森県十和田湖町焼山から十和田湖畔の子ノ口まで約十四キロ。千変万化の渓流美と大小十四の滝が見どころです。渓流沿いに遊歩道が整備され、全行程を歩くと四時間ほど。秋が深まるにつれヤマモミジやカエデが渓流を赤く染め、カツラやサワグルミの黄色がアクセントに。心が洗われる紅葉の名所です。
季節を同じくして、リンゴの収穫が始まります。全国の生産高の半分以上を占める青森産のリンゴはふじが一番多く、次いでジョナゴールド、王林、つがるなど。ジャムやジュースなどの特産品も種類が豊富です。

※奥入瀬渓流
ブナなどの広葉樹林と千変万化の水の流れが生む躍動感あふれる景観
※十和田湖の紅葉
十和田湖が最も美しいのは紅葉
※銚子大滝
十和田湖を源流とし、奥入瀬渓流にかかる随一の滝
※雲井の滝
奥入瀬渓流沿いにある滝の中でも見ごたえのある滝
※十和田湖国境祭
十和田湖を囲む青森・秋田・岩手を代表する祭りが競演
※十和田湖冬物語
冬の十和田湖を舞台に多彩な催しを展開