



江戸を発った芭蕉は白河の関からみちのくに入ります。この地は廃関になってからは歌枕の関として知られるようになり、歌人や俳人が訪れて多くの歌を残しています。周辺は現在「白河関の森公園」として整備されています。少し足を延ばすと、白河藩主が築造した日本最古の公園「南湖公園」があります。
芭蕉は須賀川の知人を訪ね、乙字ヶ滝を見学しています。見事な滝で、東岸の滝見不動堂には芭蕉の句碑が建てられています。




※南湖公園の桜
白河藩主、松平定信(楽翁公)により、1801年に築造された我が国最古の「公園」
※白河提灯まつり
白河市鹿島の鹿島神社の例大祭で、日本三大提灯まつり(弥彦・一色・白河)に数えられる伝統を誇る勇壮な祭り。
※白河だるま市
目抜き通りを中心に約700軒もの露店が建ち並ぶ。
※須賀川市釈迦堂川全国花火大会
直径500mまで広がる二尺玉や、華美絵巻、全国各地の花火師が製作した全国選抜尺玉の競演。

仙台領に入った芭蕉は知り合いになった絵師の加右衛門に案内され、陸奥国分寺薬師堂(国指定重要文化財定)など仙台の名所や歌枕を訪ねます。その後、加右衛門が描いた画図を頼りに多賀城跡の「壺の碑」を訪ね、塩釜神社に参拝して船で松島に渡ります。300余年を経た今でも、同じ道程を楽しむことができます。松島の絶景を目の当たりにした芭蕉は感動の余り一句も詠むことができず、今も松島の美しさを伝える語り種になっています。



