東北ふるさと紀行

山形県は全国でも有数なブドウ産地で、各地に観光果樹園も多くみられます。奥羽山脈の麓に位置する丘陵地域では、古くからブドウ栽培が行われており、特に高品質の「おきたまデラウエア」は高い評価を得ています。

尾花沢といえば、なんといってもスイカ!そういえば、昔、僕ンちの近くに移動販売しに来てたっけ。

 「閑さや 岩にしみ入る 蝉の声」と詠んだ芭蕉。…静かなのか、うるさいのか、僕にはわからない。


栄華に思いをはせる 平泉・尾花沢・山寺

清風歴史資料館

 平泉に着いた芭蕉は高館に上り、衣川古戦場跡を眼下に「夏草や 兵共が 夢の跡」と詠み、藤原三代と義経に思いをはせました。尾花沢では、豪商で俳人でもある鈴木清風の世話になります。その母屋を清風宅の隣りに移築復元したのが「芭蕉・清風歴史資料館」で、二人の出会いをしのぶことができます。

 芭蕉は勧められて山寺の立石寺へ向かいます。山門から続く険しい階段は奥の院まで1015段。今でも多くの人が参拝に訪れます。


高館から望む衣川古戦場跡。

「奇岩怪石」の霊窟としても知られる立石寺。


※平泉と中尊寺
 藤原氏が築いた黄金の仏教文化

※春の藤原まつり
 源義経公東下り絵巻は藤原氏三代の栄華を現代に再現した祭事。

※山寺立石寺の桜
 山寺の名で親しまれる宝珠山立石寺は、春には、桜が咲き乱れ、たくさんの観光客の目を楽しませてくれる。

※山寺の紅葉
 紅葉の中から山肌にしがみつくように建てられた仏閣が顔を覗かせる姿は、厳粛なムードの中に日本的な美しさ。


修験道の山を巡礼 出羽三山・庄内・象潟

水はけの良い庄内砂丘では、大正時代からメロンの栽培が行われています。主流はアンデスメロンで、庄内空港周辺の道路沿いにはメロン畑のビニールのトンネルが幾重にも広がり、空からの眺めは見事です。

 山形県北部には修験道の山、月山、羽黒山、湯殿山があり、出羽三山と呼ばれています。芭蕉はこの三山を巡礼した後、船で酒田に向かい、象潟を訪れています。かつて象潟は、鳥海山から噴出した泥流が海水の浸食で削られ、入り江状の潟に大小の島々が浮かんでいました。ところが1804年の大地震で地盤が隆起し、一夜にして陸地になってしまいました。形が残った九十九島は地質学的に貴重で天然記念物に指定されています。


天然記念物に指定されている象潟の九十九島。

出羽三山の一つである羽黒山の参道。


 湯殿山神社には、へびが棲みついているとか。そのへびを見ると、幸運が舞い込むという噂も…。

 月山は夏スキーができることでも有名です。僕もチャレンジしてみようかなぁ。

※出羽三山と最上川
 生活と結びついた魂の文化。1400年の祈り、環境への感謝。

※羽黒山 花まつり
 出羽三山の神社の例大祭で俗に花まつり。

※羽黒山 松例祭
 大晦日から元旦にかけて行われる羽黒山の代表的な祭りで、日本三大火祭りのひとつ。