東北ふるさと紀行

山形 月山の清冽な湧水と風土が育てた味わい

 


タケダワイナリー

 霊山「月山」の麓にブナの原生林に覆われた湧水群があります。年間を通して消えない月山の万年雪が地中に解け出し、ブナの原生林など豊かな「自然のダム」に蓄えられながら地表に湧き出たもので、水はきりりと冷たく霊峰のエネルギーが含まれているようです。月山銘水館では自然水で仕込んだ「地ビール月山」を味わえます。

 また、まほろばの里・高畠町には高畠ワイナリー、蔵王山麓の上山市にはタケダワイナリーがあり、どちらもこだわりのワインづくりで知られる名門ワイナリー。試飲ができる見学会も人気で、多くの観光客が訪れています。

高畠の山一面を覆うぶどう畑の風景は壮観です。収穫時期には甘い匂いが溢れかえるのかなァ。

※月山夏スキー
 他のスキー場が閉鎖される4月上旬から7月末まで滑走可能であることと雄大なスケールが魅力。


月山の湧水。

高畠ワイナリー


 


宮城 味わい生む良質の水 モルト原酒の故郷

 


ニッカウヰスキー宮城峡蒸留所

仙台市内を流れる広瀬川。

 仙台市内を流れる清流、新川と広瀬川が合流する地に、モルト原酒の故郷「ニッカウヰスキー宮城峡蒸留所」があります。ウイスキーの味わいを決める必須条件の一つ、新川の水の味が、工場建設の決め手になったといわれています。約20haの広大な敷地は緑豊かな自然景観を生かした公園のような美しさで、観光スポットとしても人気があります。赤レンガ造りの蒸留所内では、ガイドの案内でウイスキーの製造工程を見学できます。貯蔵庫を改装したゲストホールでは試飲ができるほか、ウイスキーやワイン、ウイスキー入りお菓子も販売しています。

ウイスキーの琥珀色って綺麗だよねぇ。僕も寝かせれば、綺麗な琥珀色にる・・・わけないか。

※広瀬川灯ろう流し
 毎年約3000個の灯篭が広瀬川宮沢橋から流され、最後に花火が打ち上げられる。


福島 枯れることない伏流水はビールの命

 


磐梯町の龍ヶ沢湧水。

 名水百選に選ばれた「磐梯西山麓湧水群」は磐梯町にあり、町内随所に豊富な湧水が点在しています。その中でも有名なのが「龍ヶ沢湧水」で、こんこんと湧き出る水は過去の大干ばつの際も枯れることがなかったとか。江戸時代には会津藩の命により、ここで大規模な雨乞いの儀式が行われたそうです。

 隣の猪苗代町には猪苗代地ビール館があり、醸造作業を見学できます。原料はホップを輸入するほかは地元の素材を使用。特に磐梯山から流れてくる伏流水は地ビール独自の味わいの決め手です。4種類の味比べは300席あるビアレストランで。

磐梯地方で水といったら、五色沼。季節・天気・時間で水面が変わる幻想的な湖沼です。

※猪苗代湖 白鳥ヶ浜の渡り鳥
 冬の湖畔にはたくさんの白鳥が飛来し、人びとの目を楽しませてくれる。