展示ブースの中には、実際に“リカちゃんの世界”にリカちゃんが配された、ジオラマ仕立てのものも。女の子が世界に入り込んでしまうことを裏付けるように、細部にまでリアリズムが貫かれている。 |
当時の憧れのアイテムだった「リカちゃんハウス」の第1号モデル。モダンな調度はいま見ても新鮮。携帯バッグを兼ねるこのハウスの登場で、友だちの家同士をリカちゃんが行き来することが可能に。 |
時代に先駆けるように“女の子の憧れの職業”に就いたこともリカちゃんの魅力であり、リアルな存在感を裏付ける理由に。逆に言えば、リカちゃんと同じ仕事が、その時々の女の子の憧れになった。 |
リカちゃんキャッスル1階部分の工場。繁忙期以外、常時女性スタッフが15人体制で1日に約1,000体、髪の毛がストレートでスタンダードなリカちゃんを生みだしていく。またキャッスル内には「リトルファクトリー」があり、世界にひとつしかない自分だけのリカちゃんもオーダーできる。こちらの製作時間は約2時間ということで、見学の前にオーダーし、帰りに完成品を受け取るファンも多いと言う。 |

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とうほく唯物論【5月号】リカちゃんが生まれる「お城」/福島・小野町 |
リカちゃんキャッスルは、その膨大な展示数とバリエーションから、リカちゃんの歴史を余すことなく見ることができる国内唯一の場所であり、また、一貫生産を行っている国内唯一の工場でもある。
「これからも展示物や工場を見ていただくことで、リカちゃんそのものの魅力、そしてリカちゃんがどのように生まれていくのかを、お子さんにも理解してもらうという主旨は変わりません。そこにキャッスルだからこそここまでできる、あるいはキャッスルに行けばできるという、体験型の遊びを増やしていきたいと考えています」。
リカちゃんと遊ぶという行為では、手にした瞬間に人形の世界の一員となり、自分自身がフランス人や歌手やモテモテのファッションモデルになりきりながら、現実世界の延長線上で、ときめいたり憧れたりすることができる。その過程で、着せ替えをするうちにリボンが結べるようになったり洋服の成り立ちを知ったり、モノを大切に扱う心を体得する。“リカちゃんと遊ぶとこんなに楽しい”という価値観を高めるためにも、キャッスルとして今後さらに、体験の要素を加わえていくという展開だ。
「今年でリカちゃんは誕生40周年ですが、それは、これからも一人でも多くの女性成長とともに愛され続ける存在であるための、ひとつの通過点に過ぎません。“親子2代でファンです”と、現在でも多くの嬉しい声を寄せていただいていますが、リカちゃんの変遷とともに、みなさんのご家庭でも代々受け継がれていく存在になったら素晴らしいこと。その思いを育んでいく“聖地”らしく、キャッスルもリカちゃんに負けないよう頑張らなければならないですね」。
リカちゃんが“誕生40周年”を迎える5月3日。ゴールデンウィークのカレンダーと相まって、キャッスルは憧れの輝きを放つ場所となる。

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