天の川が降り注いだような光が大通りを埋め尽くす。米俵をかたどった提灯を下げ、先端に厄払いの御幣を付け稲穂に見たてた竿を、男が自由に操る。肩に腰に額にと、軽々と差し上げるその技は、まさに観衆を熱狂させる真夏の競演。
元々、藩政以前から秋田市周辺に伝えられたとされるねぶり流しは、笹竹や合歓木に願い事を書いた短冊を飾り町を練り歩き、最後に川に流すものであった。それが、宝暦年間の蝋燭の普及で、お盆に門前に掲げた高灯籠などが組み合わされて独自の行事に発展したものと言われている。
夕暮れ、稲穂の提灯が灯り、約230本・重さ50㎏の竿燈が差し手の技により夜空を踊り出す。勇壮かつ華麗なこの祭りは国の重要無形民俗文化財にも指定されている。
◇期間:8月3日~6日
◇会場:秋田市通り町通り・竿燈大通り |